造形と色彩の狭間で揺れながら「記憶 ―流れること 留めること」をテーマに制作を続けています。
生命であれ人工物であれ、世界に存在するすべてのものは時間的変化に脅かされるのが定めです。
これは如何に科学が発展しようとも変えることのできない世界の約束であり、美しさの根源でもあるでしょう。
何もかもはいつか、失われる。しかし芸術には、留めておきたい大切な記憶に形を与える力があります。
ならば忘れ得ぬ記憶を具現化することで、変わりゆく幸福をも受け入れることができるかも知れない。
それは確かな生の痕跡として、全く新しい美しさを宿すのではないかと思うのです。
これまで多くの家族写真や肖像画が描かれてきたように、愛おしい記憶の断片を触れられる形に遺すことが私にとっての制作です。
2025年8月6日(水)〜12日(火)に名古屋栄三越 特選画廊で「Familia at home」を開催いたします。 本展は清水啓一郎/曽根絵里子夫妻、清水啓一郎の父にして常滑焼・伝統工芸士、無形文化財保持者の清水北條、 そして啓一郎の弟で急須作家の清水小北條──清水家の4人が、家族の名を冠して届ける展覧会の第3章です。 血と技が紡ぐ表現の連鎖が鮮やかに共鳴します。 皆様近くにお越しの際は是非お立ち寄りください。 |
埼玉県立近代美術館(北浦和)で開催中の第73回埼玉県美術展覧会において、彫刻作品「ニライカナイからの手紙」を出品しております。 皆様近くにお越しの際は是非お立ち寄りください。 第73回埼玉県美術展覧会(県展)、開催期間は5月28日〜6月19日です。 |
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